みなさんは、「6次産業」という言葉を耳にしたことがあるだろうか。今回、人材派遣業を営みながら、古い自社ビルのリノベーションに取り組み、6次産業化することに成功した株式会社ジョビア様を訪問した。5階建てビルの3階のファームで水耕栽培(農業・1次産業)を行い、そこで作られたハーブ類やレタスなどの野菜を1階のカフェ・レストランで提供(小売業・3次産業)するとともに、2階のキッチンでは、やはり水耕栽培で収穫したエディブルフラワー(食用花)を使ったスイーツを製造(製造加工業・2次産業)しており、正に都市型6次産業を実現した企業だ。コロナ禍によりそれまでと状況が一変し、雇用場所確保の為に思案の上、辿り着いた「6次産業」。その柔軟な発想は是非見習いたいものである。
【3階にある水耕栽培施設】
太陽光の代わりに、赤・青・緑、光の三原色のLEDを照射、さらに液体肥料を供給しながら栽培する。室内の温度は、常に室温21度・湿度70%に保たれている。
6次産業の定義 → 農水省HP
一階のカフェ・レストラン → ICONIC STAGE